2008年12月4日木曜日

透明



人はいつの間にか自分を縛りつけてしまう
心の枠をはめ込んでしまっている

心にはめ込まれてしまった枠の特徴は
いつはめ込まれたものなのかわからないこと
そして枠そのものが「 透明 」であることだ

いったいどんな形の枠なのか
どんな大きさなのか
全くわからない

にもかかわらず
確実に心の柔軟性を奪い
身動きを取れなくしている

目に見えないため
「 枠などない 」と言い張れば
まかり通ってしまう

少しでも枠の存在を浮き彫りにして
枠をはずしてゆきたいものだ

そのためには
少しでも枠を見えるようにする必要がある

今考えていることや感じていることを
視覚化できるようにしたら
よいのではないだろうか

考えたり感じたことが記録に残るようにすると
よいのではないだろうか

こうした作業によって
心を束縛してしまっている枠が
浮き彫りになるかもしれない・・・

その方法のひとつが文章化だと思う

文章にすると考え方の方向性や
自分がこだわっている部分が見えてくる

会話だと言ってしまったことは
時間と共に忘れてしまい
自分の言葉を客観視することもできない

文章は自分が考えていたこと
感じたことを見直すことが可能だ

さらに好き勝手に書いた文章は心の鏡にもなる

あの状況の時にあんな考え方
こんな状況の時はこんな感じ方・・・

時間が経ち冷静になったとき読み返すと
何でこんなことにこだわっていたのだろう

なんでこんな感じ方をしていたのだろう・・・

少しずつ心の枠が見えてくる

さらに文章をブログ化すると
「 見られている 」という一段高い緊張が加わる

そのため文章はシャープになり
はめ込まれていた「 心の枠 」が姿を現してくる

ブログの作成は外から見ると
「 だからなんだ 」と思うことが
ほとんどなのかもしれない
しかしこれは自分のため
頭の整理整頓
自分自身を客観視する作業なのだ
他人がどうかではなく自分の納得が大切

そして心の枠を浮き彫りにするためには
「 好き勝手 」に書いてゆくこと
ここがポイントのようだ

心の枠が分厚いと
好き勝手に書くことすら邪魔をしてくるときがある

好きなように書いてブログ化する
この作業は自分を知る手掛かりになっている


   

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