2008年12月1日月曜日

感謝


  
海外へ行くといつも思うことは
日本の鉄道は世界一だということ

インドへ行った時のこと
14:00発の列車が入線してきたため
列車に乗ろうとしたところ係員に止められた

「 なぜだ? 」と聞くと
「 この列車は朝5:00に来るはずの
列車だ、この切符では乗れない 」という・・・

朝5:00?今は14:00だろうが・・・

「 では自分の列車はいつ来るのか 」と聞くと
「 いつかはわからないが
必ずくるから心配するな 」という

「 ・・・ 」

結局14:00発の列車は
夜9:00にやってきたのだ

何千キロも彼方から何日もかけて
インド亜大陸をかけてくる列車もあるため

目の前に来ている列車がいつのものなのか
判別がつくだけでも凄いと思ってしまう

こうした海外のずぼらな運行体制を目にすると
日本の鉄道の優秀さを実感する

とくに新幹線の技術は世界一だろう

時速200㌔以上での走行

安全性

ダイヤの正確さ

日本の誇りといってもいい

新幹線の原点となったのは
「 0系 」とよばれる車両だ

この「 0系 」は終戦によって
生き場を失ったゼロ戦の技術者達が
渾身の力をこめ作り上げたものだ

いわば戦後の日本の原点といってもいい

日本は「 0系 」の活躍と共に自信と誇りを
呼び覚まし高度成長時代を駆けていった

今は新幹線というと様々な車両が思い浮かぶが
開業当初は「 0系 」のみだった

当時は新幹線に乗ったということが
話題になったがこれは
「 0系 」に乗ったという意味だった

自分も初めて乗った新幹線は「 0系 」だった

世界最速210㌔を確認するため
スピードメーターのあるビッフェに
何度も足を運んだのを憶えている

「 0系 」から発した新幹線は
2012年になると東北新幹線において
時速320キロ運転を開始する
東京~新青森間はわずか3時間5分の予定

「 0系 」は
世界先端技術の原点

「 0系 」のおかげで
日本は世界に誇れるものを手に入れた

日本人の気持ちを支え続けた「 0系 」は
2008年11月30日現役を引退した


ご苦労様、そしてありがとう・・・・

  

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