2008年10月24日金曜日

情報


  
ネットが普及する以前
さらにはテレビ、雑誌などの情報が
さほど頼りにされていなかった時代
情報は口コミによってもたらされていた

人と人とのつながりが情報源だった

質の高い情報がほしければ
質の高いコミュニケーション能力を
身に着けていなければならなかった

聴く力のある人のところへは
様々な情報が様々な人たちから寄せられた

質の高い情報を持っている人は
質の高い人間性を持っていたのだ

それゆえ人間性を磨くことは世界を広げることにつながった

知りたければ教えてもらわなければならず
あいさつなどの礼儀作法ができなければ
相手にもされなかった

礼儀作法や道徳観念を持っていることが
最低限の情報収集能力にもなっていたのだ


ところが

インターネットが普及するようになると
コミュニケーション能力がなくても
情報を得ることができるようになった

そのためネットを通して得た情報は
「 人間力 」を介していない
   
礼儀作法や道徳観念を持っていなくても
情報が手に入るようになってしまった

情報を得るために人間性を磨く必要性は薄れてしまったのだ

口コミによって支えられたお店は
それなりの雰囲気や趣があったものだ

こうしたお店は
最低限の人間性とコミュニケーション能力を
兼ね備えた人たちによって支えられていたのだ

しかしネットが普及してから
売り上げは伸びたものの
店の雰囲気や趣はすっかり変わってしまった

ネットの普及は情報収集を容易にした反面
人々のコミュニケーション能力を低下させ孤独を生んだ


どんなに情報化が進んでも
原点は
生身の人と人とのつながりであることを
忘れてはいけない
   
    

0 件のコメント: